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  2. 仏像紹介

大日如来

真言宗では、大日如来を宇宙の真理を象徴する姿(法身仏)と考え、根本の仏としています。
密教の世界観が描かれている曼荼羅(マンダラ)は、金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅とで対となります。  
金剛界は仏の智慧、胎蔵界は仏の慈悲を現しており、両部の曼荼羅の中心には大日如来が鎮座しています。
ちなみに当寺のご本尊である大日如来像は金剛界の大日如来で、玄関ホールにお祀りしているのは胎蔵界の大日如来です。
・金剛界大日如来のご真言
おん ばざら だとばん
・元禄15年(1703)鎌倉仏師 三橋左京作(町文化財指定)

不動明王

不動明王は大日如来の直属の眷属で頭頂には蓮台という仏坐があり、その上に大日如来がお座りになられます。その憤怒の形相は人の持つ煩悩や囚われに対して向けられていて、左手の羂索(けんさく)という縄で捕らえ右手の剣で囚われを断ち切り、背面の炎で煩悩を焼き尽くします。
・不動明王のご真言
のうまくさんまんだ ばざらだん せんだん まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
・三浦不動尊霊場第23番札所のご本尊
・元禄15年(1703)鎌倉仏師 三橋左京作(町文化財指定)

聖観音菩薩

観音菩薩は“観音さま“の愛称で親しまれ、民衆信仰がとても厚い仏です。
正式には観世音菩薩または観自在菩薩といい、世音とは人々の声を意味します。
すなわち観世音は、あまねく衆生の声を聞くという意味。そして観自在とはあらゆる側面から物事を自在に観るという意味です。困っている人や悲しんでいる人のそれぞれの苦しみに応じた姿で顕れ救ってくださる仏で、当寺にはその基本的なお姿である聖観音菩薩がいらっしゃいます。
・聖観音菩薩のご真言
おん あろりきゃ そわか
・三浦三十三観音霊場第25番札所のご本尊
・元禄15年(1703)鎌倉仏師 三橋左京作(町文化財指定)

虚空蔵菩薩

虚空蔵とはこの宇宙全体に広がる雄大な仏の智慧を表します。
右手に正しい知恵を表す利剣、左手には福徳を表す宝珠(ほうしゅ)を持っています。
計り知れない知慧と福徳を具え、衆生の諸願を成就させてくださいます。
虚空蔵菩薩は丑寅歳生まれの方の守り本尊です。
・ 虚空蔵菩薩のご真言
のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おんありきゃ まりぼりそわか
・三浦半島干支守り本尊八佛霊場札所(毎年4月15日~5月15日)丑寅生まれのご本尊
・室町時代の作であるが作者不明

葉山恵比寿

恵比寿さまは七福神の中で唯一日本由来の神様で、商売繁盛、福徳円満、海難消除のご利益がございます。湘南七福神は逗子・葉山の7つのお寺でご開帳しており、開帳の時期は毎年1月1日~10日です。